圧入Q&A

第21回 圧入Q&A 解答

第21回 圧入Q&A(初級編) / 地盤工学会誌 2013年7月号掲載  

Q.
ハット形鋼矢板900は断面が大きいため、圧入しづらいように感じますが、普通鋼矢板や広幅鋼矢板と比べて施工性はどうですか?


A.
ハット形鋼矢板900の圧入施工では、圧入杭材を2点でつかむ機構により、前方継手側の方向性を制御しながら施工できるため、大断面でありながら普通鋼矢板や広幅型鋼矢板と同等の施工性を有しています。また、杭材の有効幅が900mmと広いため、普通鋼矢板や広幅型鋼矢板と比べて施工枚数を減らすことができ、施工コストの削減、工期短縮を実現しています。

ハット形剛矢板900 広幅型剛矢板