建設工事における振動・騒音などの公害問題を根本的に解決した『圧入工法』は、土留め工、締切り工、基礎工などになくてはならない工法として、すでに広く認知され採用されて参りました。圧入工法の唯一の弱点とされてきた硬質地盤への対応も、近年オーガ掘削と圧入を連動させた『芯抜き理論』の実用化によって克服され、圧入の適用範囲は飛躍的に拡大されています。地盤への対応だけでなく、杭材においても、U形鋼矢板をはじめとする各種鋼材や、コンクリート製品も含め幅広く対応しており、材工一式での効率施工、経済施工を実現しております。その他にも厳しい条件下での圧入施工を可能とする施工システム機器も種々整備されており、圧入工法の可能性は大きな広がりを見せております。
そうしたなか全国圧入協会(JPA)は、旧態依然たる建設業界に変革を求め、原理的な優位性を持つ圧入工法を一気に世界に広めるべく、新たな展開に踏み出しました。2010年1月には圧入を正確かつ広汎に伝えることを目的とした施設、『国際圧入センター(IPC)』が産学協働で開設され、本協会も積極的にこれを活用すべく事務局を同センター内に移設しました。
これからの建設工事は、環境性、安全性、急速性、経済性、文化性、この五つの要件を満たした調和のとれた工事でなければなりません。私どもは、この、国民の視点から見た建設工事のあるべき姿を定めた基準『建設の五大原則』を提唱し、それを遵守する圧入工法の普及拡大を図ることで、業界の健全な発展を推進してまいります。





